笑いとゲーム

【トリビアの種】人が笑うという行為を学問として研究している人たちが作る面白くないギャグは何? - YouTube

 

Youtubeを巡回して遊んでいた時に見つけたこの動画

内容は社会学・動物学などを修め、笑いを学術的に研究している大学教授5人を集め、「面白くないギャグ」を作るというもの

 

 

結果として、「この板、いたーい(痛い)」「この屋根、やーねー(嫌ねえ)」「このクツ、くつう(苦痛)」と成立するダジャレ三連発の後「このセメント、セメント」と言う というのが面白くないギャグであるという結論だった

 

解説として最後に言われるのが

ダジャレというものは 笑いの中で一番低次元なものであり おかしみは喚起させないが それが繰り返されることにより法則性が生じ 見るものにも 笑いに至る思考回路が形成される

法則性が生じるには最低3回の繰り返しが必要 法則性が確立され 次に来るものが予期される流れの中で 予期を外した”ダジャレになっていないもの”がくると 観客は笑えるかもしれないという予期・予測を裏切られて大きな不安に陥る

笑いの基本である予期からのスレ下がり全く別の方向に向かうことになり 日常性とは全くの異次元である「不条理の世界」に突き落とされてしまい観客は笑えなくなる

その結果としてとても面白くない状況が成立する 予期の裏切りパターンは高度なギャグ形式ではあるが ダジャレを使用した一番低次元な形式で実践した”犯法則性の笑い”の極限ケースである

 ということであった

 

この中で面白かったのは「それが繰り返されることにより法則性が生じ 見るものにも 笑いに至る思考回路が形成される

法則性が生じるには最低3回の繰り返しが必要 法則性が確立され 次に来るものが予期される流れの中で 予期を外した”ダジャレになっていないもの”がくると 観客は笑えるかもしれないという予期・予測を裏切られて大きな不安に陥る」 この部分である

 

思考回路を形成し、遊ぶ人に予期・予測をさせるというのはいわゆる”ゼルダ脳”のようなものではないだろうか

 

このトリビアの種チュートリアルなどのゲームデザインに応用できるのではないだろうかと考えた